日米欧経済
・米国
9月の連銀景気指数は、NY連銀製造業が下振れた一方、フィラデルフィア連銀景況指数は上振れるなどマチマチ。消費は堅調で、8月の小売売上高は予想対比上振れ、3か月連続で前月比プラスとなった。注目の雇用関連では、週次の新規失業保険申請件数と失業保険継続受給者数がともに改善した。FOMCでは予想通り0.25%の利下げが決定された。利下げは6会合ぶり。メンバーの金利予想チャートでは、市場予想通り年内あと2回の利下げが示唆された。経済見通しでは、来年度の物価上昇と4QのGDP成長率を上方修正したが、パウエルFRB議長は「雇用はもはや堅調とは言えない」と発言した。
・欧州
ユーロ圏の7月鉱工業生産は前月比0.3%と前月の▲0.6%からプラス転換。9月のZEW景況感指数は独で改善、ユーロ圏も8月の25.1から26.1へと上昇するなど、欧州経済全般は対米関税紛争が一旦合意に至ったことで安心感から底堅い。仏新首相に就任したルコルニュ氏は、緊縮財政政策の一部修正を発表したが、市民の不満は収まらずデモは激化している。英中銀は政策金利を4%で据え置いた。据え置きは2会合ぶり。8月CPIが前年比3.8%と高止まっていることからインフレへの警戒感を示した。
・日本
7月のコア機械受注は前月比でマイナス転換した一方、第3次産業活動指数は前月比0.5%と6月の▲0.2%からプラス転換となるなど、経済指標は強弱マチマチ。8月の貿易収支は▲2,425億円と2か月連続の赤字。特に対米輸出が前年比▲13.8%と落込み、自動車輸出価格下落が影響した。これはメーカーが関税負担を吸収しているため。16日から日米合意に基づき対米主要関税率が27.5%から15%に引き下げられ、改善が期待される。また8月CPIは、伸びが鈍化したものの依然として高水準。日銀は政策会合で予想通り政策金利の据え置きを決定した。据置きは3会合連続だが、同時に保有するETFとReitの売却を発表した。売却ペースは銀行保有株の買取分売却とほぼ同じで、市場への影響は小さい。
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