米国市場

高性能AIを開発するアンソロピックが、資料作成やデータ分析などの業務をAIで自動化するサービスを発表した。関連分野を収益源とするソフトウェア企業の成長が鈍るとの見方が広がりハイテク株全般が下落したが、AI革命はまだ前哨戦にある。アルファベットは今年のAI関連投資額を29兆円と発表、単一企業で日本の消費税総額を上回る規模であり、その投資効果は多くのAI関連企業に波及する。業務効率化による労働市場の悪化は懸念材料だが、企業収益の拡大に伴い米株も堅調な展開が予想される。

12月の求人件数は2020年以来の低水準、1月の人員削減数は2009年以来の高水準だった。トランプの移民政策に加え、AIによる業務効率化により失業者が増加するとの懸念が、いよいよデータに表れた可能性があり、1月雇用統計が注目される。インフレは足元3%弱で安定するが、失業率が上昇すればFRBへの利下げ圧力となろう。一方、トランプ氏が次期FRB議長に指名したウォーシュ氏は、指名以前には利下げとB/S縮小を主張していた。物価安定下でAI普及による企業業績とGDPは上昇するが、失業率も上昇、FRBは利下げとB/S縮小の組合せとなれば、金利カーブのスティープ化に繋がる。

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