ブラジル経済

通貨レアルは、金融緩和観測に加え、米中貿易摩擦を背景に農産物の中国向け輸出を拡大してきた所謂“漁夫の利”にブレーキが掛るとの懸念から下落基調だった。さらに新型ウィルス問題による世界的リスクオフの動きのなかで、レアルもつれ安となり結果として過去最安値を更新。ただし足元の経済指標を見ると、失業率が11%と改善傾向で、低迷していたインフレ率も中銀目標の中心値近辺に戻るなど、金融緩和観測は低下しており、金利面からの通貨安要因は薄まりつつある。

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