米国市場
原油やLNGなどエネルギー価格の上昇は、資源国としての側面を持つ米国にとっては日欧ほどの悪材料ではない。今後シェールオイル関連会社などの増益が期待できるうえ、足元ではハイテクを中心とした企業業績は好調。警戒された金利上昇が足元で進行する中、米国株は最高値を更新するなど耐性がついてきた模様。当面は上昇基調が続くと期待される。
石油などエネルギー価格の上昇で世界的にインフレ加速が予想される中、企業業績が好調な米国では新型コロナ対策として採られた極端な金融緩和局面からの離脱が想定される。FRB高官からは、FRBの膨らみ過ぎたB/Sを元に戻すため、早期のテーパリング開始を支持する発言が相次ぐ。次回のFOMCでは開始時期が示されることは既定路線であり、今後の注目点は利上げタイミングに移る。米金利の上昇はしばらく続きそうだ。
0コメント