2021年を振り返って
その時の注目材料や話題からセレクトし記載してきたトピック欄だが、年末を迎え今年1年を振り返り、その後の市場動向をチェックしながら当たりはずれの採点をしてみた(相場動向に直接関係のない項目は採点無とし、○、×、△をつけた)。
日付 テーマ 内容 採点
1/4 個人金融資産と株価動向 日本の株価上昇には低成長から高成長へのギアチェンジが必要 ―
1/12 コロナワクチンの特徴について 各ワクチンの特徴を解説、感染リスクの完全制御には時間がかかる ○
1/18 米金利上昇 インフレ加速でFedは2023年前に金利引上げの可能性 ○
1/25 欧州近況と再評価への期待 復興基金等の影響で通貨ユーロと欧州株式に見直し買いも 〇
2/1 バリューかグロースか グロース株優位の展開は続きそう 〇
2/8 欧州株不振の背景 巣ごもりトレードの巻戻しで、今後欧州株の逆襲も 〇
2/15 PMIで見る主要国の株価推移 コロナ禍からの脱出のバトンは中国から米国へ 〇
2/22 コロナ禍の株高はバブルか 景気対策を考慮し日米株は妥当、中国はややバブルだが欧州株は割安 〇
3/1 インフレの足音 今後数ヶ月はCPIが予想外に上振れる可能性がある ○
3/8 中国覇権の現状 中国は西側諸国との戦争へと突き進む可能性は低い ―
3/15 コロナ後の日本経済と株価 景気回復を反映すれば日経平均3万円程度まで上昇も 〇
3/22 積み上がった貯蓄が向かう先 アフターコロナとなれば旅行関連など消費拡大が期待できる △
3/29~4/5 新型コロナワクチン接種の推移と株価 最高値更新中の米株に続くのは欧州株、中国株は頭打ちか 〇
4/12 米国財政赤字の行方 財政悪化がドル信任低下に繋がれば将来ドル、債券、株のトリプル安へ ×
4/19 医療面から見た日本の新型コロナ 新型コロナは日本の医療体制の問題点を炙り出した ―
4/26 米消費者物価指数(CPI)の見通し 4月以降に米CPI上昇率が前年比4%超となる可能性あり 〇
5/10 各国コロナワクチン接種状況と株価 ワクチン接種が進んでいる国の株価の上昇率は世界平均を上回る ―
5/17 米株はバブルか 先週の米国の株価調整は一時的で本格調整は利上げ後 〇
5/24 ワクチン接種の現状 ファイザーとモデルナ製ワクチンの効果と副作用を解説 ―
5/31 日本の物価は上がらない? 日本で物価上昇を実現するためには賃金上昇が必要 ―
6/7 仮想通貨とデジタル通貨 仮想通貨とデジタル通貨の解説とその計算方法の説明 ―
6/17 ○○ショックあれこれ 世界恐慌以降の株価下落を伴う過去の経済的ショックを解説 ―
6/21 テーパリングって何? テーパリングの解説、過去にはマネー縮小仮定でショックが起こった ―
6/28 地球は温暖化しているのか? 温暖化は地球の長期的寒冷化にブレーキをかけているとも言える ―
7/5 日中に見る高齢化と社会保障 中国の社会保障制度は急激な少子高齢化に耐えられないリスクがある ―
7/12 VIXとSKEW 相場の高値圏でVIXが下がるとSKEWは上昇し易い ―
7/19 景気回復ペースが鈍化する中国 コロナ特需一巡とハイテク企業への規制強化、航大集団デフォルトリスク ―
8/2 日本ではイノベーションが起きない 日本の低成長はイノベーション欠如に原因がある ―
8/10 東京五輪後の日本株見通し 日本株は足元不調も来年にかけ堅調な展開が期待される ×
8/16 最高値を更新する米国株 2年後のNYダウを42,220ドルと予想 ―
8/23 日本株を再考する アニマルスピリットを持つ日本株銘柄を探し出すのも投資の醍醐味 ―
8/30 停滞気味の中国 中国の停滞は1990年代の日本に似ており長期化を予想 ―
9/6 日米スター企業の存在価値 日米何れのマーケットでも株式市場全体が一部スター企業に牽引される ―
9/13~21 自民党総裁選 シミュレーションを行うと河野新総裁誕生の可能性が高い ×
9/27 中国航大集団問題 銀行破綻となっても世界から見れば日本の金融危機と同等のショック ―
10/4 欧州経済 早晩ユーロ圏全体でコロナ禍前のGDP水準を回復する 〇
10/11 資源価格の上昇 米中が世界の資源の需給・価格動向に大きな影響を与える ―
10/18 銀行株の行方 日本の銀行株に米金利上昇の影響で見直し買いも △
10/25 衆議院選挙 18歳以上に投票権があるので若年層の票の行方が注目される ―
11/1 株式市場のアノマリー 日本株は年末に向け例年以上の年末ラリーが期待される ×
11/8 岸田新政権への期待 バブル期を体験した岸田新首相の改革に期待したい ―
11/15 コロナバブル到来か 今後過剰流動性の吸収が進行する中での資産価格動向に注意が必要 ―
11/22 会社分割への期待 日本の大企業を活性化する処方箋は会社分割かもしれない ―
11/29 米中対立の見通し ここ2年程度が米中対立の一つのヤマ場と思われる ―
12/6 オミクロン株 今後オミクロン株の感染力、毒性などが明らかになると思われる ―
12/13 ワイズスペンディングorバラマキ 日本の経済対策はバラマキ多いが、試算ではGDP浮揚効果5.6%程度 ―
以上、自己採点なので甘めとのご指摘もあろうが13勝4敗2分と概ね相場動向を捉えていたと自負している。とりあえず及第としていただき、来年も引き続きよろしくお願いいたします。
来年初は1月11日号となります。良いお年をお迎えください。
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