ブラジル経済
●先週のブラジルレアルは対ドル、対円で小幅下落しました。
●雇用関連指標は低迷し、中銀も2019年GDP成長率の見通しを2%から0.8%へ引下げるなど足元の景気は減速気味です。景気減速と金利先安観から通貨レアルは5月安値から多少反発したものの、過去最安値近辺での取引が続きます。
●米利下げ観測の台頭による新興国市場への資金流入と、年金改革法案の審議進展への期待から、株価(ボベスパ指数)は過去最高値を更新、長期金利も過去最低に低下するなど、通貨レアルに比べ株・債券は堅調な展開が続きます。資源価格も反発基調であることから、株・債券に続き通貨レアルにも買戻しが期待されます。
0コメント