株式サマリー
米国株式
足元で景気減速を示唆する経済指標が散見され米株市場は神経質な動きが続く。中国監視カメラ会社などを新たにブラックリストに加えるなど、終わりの見えない米中貿易戦争の悪影響が米製造業を中心に広がりつつあり、米株の上値を重くする一方で、労働市場のひっ迫を背景に好調な消費とFedによる利下げ期待が株価を下支える。来年大統領選を控え、トランプ大統領が株価底上げを狙い対中攻撃の手を緩めるとの期待もある。
日本株式
海外投資家は消費税上げを懸念するが、上げ幅が2%と小さいうえ、増税額を上回る対策が用意されており影響は軽微と思われる。日銀短観は大型台風の影響等もあり大幅な落ち込みが警戒されていたが、大企業を中心に景況感悪化は小幅に留まり、設備投資など前向きな投資は続きそうだ。為替も年初来比較的安定しており、消費税上げによる景気後退を今回は避けられると判断されれば、割安感からも年末にかけ日本株の上昇が期待される。
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