米国市場
ジョージア州の米上院決選投票で民主党の2候補が共に当確となり、民主党が大統領と上下両院を制する所謂“トリプルブルー”が現実となった。大型経済対策などの議案成立スピードと実行力が向上するとして株式市場は上昇。加えて政権交代後の100日間はハネムーン期間と言われ、国民やマスコミから支持を得られ株高となる傾向があり、当面米株は堅調な展開が続きそうだ。
民主党政権のトリプルブルー成立に伴い、積極的な財政政策発動による国債増発と先行きの景気回復に伴う物価上昇圧力が、大統領選で公約とした増税による国債発行の抑制効果を上回るとして長期金利は上昇、10年金利は昨年3月以来となる1%台に乗せた。一方でBEI(先行きのインフレ率を示すインデックス)の10年物は2%を超えており、実質金利が期待成長率に近似すると考えれば、10年金利は中長期的に2%以上を目指すことになる。一方で、2018年のように金利高を嫌気して米株が反落となれば、金利が再び低下する可能性もあり注意が必要だ。
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