ブラジル経済
●先週のブラジルレアルは対ドル、対円で下落しました。
●4月の購買担当者指数および小売売上高は前月比下振れしました。8日の政策会合では中銀はインフレリスクのバランスは均衡しているとコメントし、政策金利を過去最低の6.5%で据置くことを決定しました。
●米中貿易摩擦再燃を受けた中国株の下落、および石油会社ペトロブラスの燃料価格引上げに対しボウソナロ大統領が介入したことなどを嫌気してブラジル株と通貨レアルは下落基調です。年金改革法案は司法委員会で可決され下院特別委員会へと審議が進んだものの、中道政党が歳出削減規模の縮小を意図した改革法案修正を予定していると報じられたこともレアルの重石で、当面は株、通貨レアルともに頭の重い展開が続きそうです。
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