ブラジル経済

●先週のブラジルレアルは対ドル、対円で上昇しました。

●1-3月期GDP成長率は前年比+0.5%、前期比は▲0.2%と9四半期ぶりのマイナス成長に陥りました。内・外需ともに減速し、民間消費と総固定資本形成が大きく落ち込んだことを受け、政府は50億ドルの財政刺激策を策定する方針です。

●一方、上院で省庁統廃合に関する暫定令が承認された事,および中銀ネト総裁が通貨レアルを完全に交換可能通貨とするための法整備案を提示すると発言した事を好感し、レアルおよび株は反発しました。リオ五輪以降の100年に一度といわれる景気後退局面でもレアルの最安値は4.1レアル/$程度だったことを考えると、現状はやや売られ過ぎとの見方が広がりつつあります。

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