オーストラリア経済
●先週の豪ドルは対ドルで横ばい、対円で下落しました。
●4月の住宅着工許可件数は前月比マイナスとなったものの減速傾向に歯止めがかかりつつあり、総選挙を無事通過したことで住宅の購買意欲に改善の兆しが見られ、今年後半には住宅価格底入れとの見方も浮上しています。
●豪州でも最大の貿易相手国である中国の影響もあり景気後退リスクが高まりつつあります。豪準銀ロウ総裁は6月利下げを示唆する一方、続投するモリソン政権下で財政政策も見込まれ、金融・財政の協調的緩和策が今後豪州景気を下支えることが期待されます。豪ドルは金利低下と財政拡大との綱引きで底値固めの展開となりそうです。
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