グローバルマーケット展望
・日本の1-3月期GDP成長率は年率+2.2%に上方修正となり、需給ギャップも+0.1%とプラスになるなど経済指標全般は底打ちの兆しを示している。一方貿易を巡る世界的な不透明感を反映し、日本経済の先行きに対しては慎重に見る向きが多い。
・米5月雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比7.5万人増と予想対比および前月比で大きく下振れた一方、失業率は3.6%と49年ぶりの低水準を維持した。購買担当者指数やISM製造業指数など米経済の減速を示す指標が目立ち、市場には金融緩和観測が広がる。
・ユーロ圏インフレ率や小売売上高が予想対比下振れるなど消費関連は低迷している。ECB理事会では欧州景気の先行き不透明感が増しているとして、今年夏までとしていた金利据え置き期間を2020年半ばまで延長することを決定した。
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