グローバルマーケット見通し

 日本の長期金利は当面0%を下回る小動きの展開を予想する。日本株は予想PER12倍程度と米国の14~17倍に比べ割安であり、PBRも1倍程度で下値は限定的なため見直し買いが期待される。金融政策は米の緩和に対し日本は現状維持が予想されるものの、為替は当面ボックス圏から抜け出すことは無さそうだ。

 堅調だった米経済指標にも雇用関連や生産関連で翳りが見られ、市場には利下げの思惑が広がる。保護貿易の激化による企業収益悪化が懸念されるが、金融緩和への期待感から株価は堅調。一方、利上げ局面が一旦終了したことで米ドルは他通貨に対し上昇一服か。

 低迷する欧州経済指標を受け金融緩和を織込む形で低下した金利はしばらく低位安定となる一方、欧州株は低金利を好感し堅調と予想する。通貨ユーロは景気低迷と利下げ観測の台頭で弱含みか。

 豪準銀の3年ぶり利下げに対し米の利下げ観測で豪ドルはボックス圏での推移を予想する。金融緩和による住宅投資の持ち直しが期待され株価は堅調な展開が続こう。

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