日米債券
米国債券
米中貿易戦争が一旦休戦、雇用関連指標も好調さを取戻したことを反映して今月FOMCでの0.5%利下げ予想は後退したものの、0.25%は相変わらず100%織込まれている。生産関連や雇用関連指標は持ち直しつつあるが、インフレ率は引続きFRBの目標2%に届かない状態が続いており、6月消費者物価指数が注目材料。市場が利下げを100%予想する中で見送りとなれば株急落のリスクが高いため、株価が最高値圏にいる状態でも予防的利下げ実施となりそうだ。
日本債券
米金利低下を受けて円金利も低下し、約3年ぶりの低水準。日銀はマイナス金利の金融機関経営への悪影響に目を向けると追加利下げには動きづらく、当面金利は現状維持の可能性が高い。政策を変更するとしてもETF買入額変更程度で債券市場へのサプライズは限定的と思われ、円金利は結局ボックス圏の動きが続こう。
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