日米欧株価

・日本

日本株は消費税増税の悪影響を警戒し欧米株に比べ出遅れていたが、影響は軽微との判断からインデックス対比アンダーウェートとしていた海外勢を中心に買戻しが続く。金融政策は当面現状維持が予想され、金利・為替はボックス圏の動きとなり、輸出企業中心に事業計画が立てやすい環境。

図1.日経平均の一目均衡表(週次)

・米国

足元の経済指標はまだら模様だが企業業績は総じて堅調で、株価は過去最高値を更新する。株価指標などはやや割高で高値警戒感が広がるものの、大統領選に向けて米中通商交渉の進展が期待され米株は底堅い。FOMCで保険的利下げの一旦打切りが示唆されたが、利上げには大幅な物価上昇が必要としたことで、当面金融の緩和状態は続くと予想され、息の長いゴルディロックス相場が期待される。

・欧州

経済指標は全般的に振るわないものの、ドラギECB総裁が言及した財政政策への期待もあり、独を中心に欧州株は底堅い。ECB総裁がラガルド氏に交代したが、低迷する欧州経済指標と世界的な低金利継続で、欧州金利は当面低位安定となろう。財政政策期待と英の合意なき離脱リスクの低下を反映し欧州株は強含みか。

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