ブラジル経済

ボウソナロ大統領が社会自由党を離党したことに加えて、釈放されたルラ元大統領を中心に反ボウソナロ勢力が結集するなど、現政権の経済改革路線の後退に対する警戒感が燻り、通貨レアルは再び過去最安値に近付いている。一方で、11月産業信頼感は上振れ、インフレ率は低位安定するなどブラジル経済は緩やかな回復局面に戻りつつあり、株価ボベスパ指数は最高値更新を伺う。堅調な株価と米中貿易摩擦緩和を反映した資源価格推移を見る限りレアルの底割れという事態は想定しづらい。

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