相場見通し

 日本株は政府による財政措置13兆円、事業規模26兆円の景気対策が閣議決定されたことを好感し海外勢を中心に買戻しが続く。金融政策は当面現状維持が予想され、金利・為替はボックス圏の動きが続こう。

 来年3月のスーパーチューズデーを控え、本格的な大統領選入りで米中通商交渉の進展が期待され米株は底堅い。利下げ打ち止めの思惑で海外勢の米債購入ペースが鈍化し金利はやや上昇するも米ドルはボックス圏の推移を予想。

 独ではメルケル政権で連立を組むSPDの党首交代を受け財政支出拡大への思惑が広がり欧州株は堅調。ECB総裁がラガルド氏に交代したこともあり当面金融政策に変更はなく、欧州金利は低位安定。財政政策期待から通貨ユーロは強含みか。

 豪州では、利下げ見送りに加え主要貿易相手国である中国経済の底打ちと資源価格反発の影響で豪ドルと豪州株は堅調な展開が予想される。

0コメント

  • 1000 / 1000