グローバル・マーケット展望

・日本の11月小売売上高は早くも消費税増税の影響を克服しつつあり、鉱工業生産も自然災害からの復興需要の影響で底打ち。中東情勢緊迫化に関しては、報復合戦激化は避けられそうとして為替もやや円安に振れており、足元の影響は軽微と思われる。

・米経済指標は製造業関連が振るわないもののサービス部門が堅調で、米中貿易摩擦も大統領選を前に一旦沈静化が期待される。イランによる米軍基地への攻撃で戦争リスクが一時的に高まったが、足元では小康状態入り。

・欧州経済の牽引役となる独では、11月製造業新規受注は下振れたものの、小売売上高や鉱工業生産は好調で、一時の景気減速局面から回復基調に戻りつつあるようだ。英ではEU離脱関連法案が可決され、今月末には3年半におよぶBrexitの迷走に終止符を打つ。

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