相場見通し

 日本株は政府による経済対策に加え、足元で企業業績が底打ちつつあることを好感し、ハイテク関連銘柄を中心に上昇が続く。金融政策は当面現状維持が予想され、金利・為替はボックス圏の動きが続こう。

 米株は、3月のスーパーチューズデーを控え、本格的な大統領選入りで米中貿易摩擦沈静化が期待され底堅い。金利は利下げ打ち止めの思惑で海外勢の米債購入ペースが鈍化しやや上昇するも、米ドルはボックス圏の推移を予想。

 独の経済指標は一時期の下落基調から回復へと転じつつある。英も3年半におよぶBrexitの迷走から抜け出すなど、欧州を覆っていた懸念材料が晴れつつあり株式は堅調。当面の金融政策は現状維持が予想され欧州金利は低位安定。景気回復期待から通貨ユーロは強含みか。

 資源国である豪州の株は、世界的株高の影響から堅調な展開で最高値を更新中。ただし昨年から続く森林火災の被害が拡大しており、インフラ等の復旧見通しがつかない状態を懸念し金利は低位安定、豪ドルは当面ボックス圏の動きが予想される。

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