見通し
日本は感染者数拡大を辛うじて食い止めている状況で、今後財政拡大となれば株は下支えられよう。日銀の追加緩和の効果を見極める必要があるが、米と異なり利下げ余地は限られるため金利はもみ合いが予想され、為替もボックス圏の動きが続く。
米は本格的なウィルス対策を発表しており、高値から30%以上下落した株もそろそろ下げ止まりそう。債券は緊急利下げに対し利益確定売りなどを受け変動が激しいが、ゼロ金利で利下げ一旦終了で金利反発を予想。米ドルはボックス圏の推移か。
欧州はウィルス拡散に歯止めがかからない。EU入国制限により感染者数増加が減速すれば株の下げ止まりが期待できる。当面の金融政策は現状維持が予想され金利は低位安定。通貨ユーロは変動が大きいもののボックス圏を予想する。
豪州ではコロナショックによる世界経済減速と商品価格下落を反映し株や通貨の上値は重いが、感染者数の増加ペースは遅めでウィルス封じ込めに成功すれば株の下げ止まりが期待できる。豪準銀は月初利下げを行ったため、政策効果を見極める局面が続き金利および通貨はもみ合い。
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