2019.06.28 04:03年金不足2000万円金融庁が6月初めに公表した「高齢社会における資産形成・管理」の報告書をめぐり波紋が広がっている。寿命を95歳としたとき、平均支出総額に対する年金支給総額の不足分が2,000万円とされ、日本の年金は100年安心ではなかったのかとの物議を醸している。当欄5/13日号では、ゆとりある生...
2019.06.27 03:51米金利足元で雇用が息切れ、物価関連指標が低迷する中、FRBは年内の利下げを視野に入れた。ただし市場が年内利下げを2回以上織込むのに対し、FOMCの予測チャートによる利下げは年内1回に留まるなど、株価が最高値を更新する中での利下げはやや違和感もあり、米金利低下にも一服感が出つつある。市場...
2019.06.26 07:55日本株FOMCでのFRBハト派転換と日銀政策会合での金融政策の手詰まり状況を受けても、市場が危惧していたほどの円高進行は見られなかった。日本株は、日米金利差縮小による円高と米保護貿易政策の悪影響を警戒して、堅調な世界の株式と比較し低迷していたが、足元では急激な円高進行は回避されており、...
2019.06.25 01:18日米欧経済・米国6/18~19のFOMCでは金融政策を現状維持としたものの、パウエル議長の会見では景気見通しの不確実性を指摘しインフレ維持に向けて適切に行動するとして、FRBのハト派転換を印象付けた。FRBメンバーによる先行きFFレート予想(ドッツ)では17人中8人が年内の利下げを予想する...
2019.06.24 05:27オーストラリア経済●先週の豪ドルは対ドルで小幅上昇、対円で小幅下落しました。●1Q住宅価格指数や5月景気先行指数は引続き豪州経済の減速を示唆しますが、先行性のある6月購買担当者指数ではセンチメントの改善が見られます。●年初からの低下基調の豪金利と資源価格の下落を反映し、資源通貨である豪ドルも下落基...
2019.06.24 05:27ブラジル経済●先週のブラジルレアルは対ドル、対円で上昇しました。●6/19の金融政策会合では政策金利が過去最低の6.5%で据置かれましたが、景気の停滞感と物価安定に配慮して年内の利下げ見通しが示され金利は低下しました。ただし米金利も金融緩和観測を背景に大幅低下し、新興国市場への資金流入が期待...
2019.06.20 05:57ブラジルレアルブラジル通貨レアルは、極右候補ボウソナロ氏の大統領就任への警戒感から2018年に下落したが、その後ボウソナロ政権が財政改革路線を引き継いだにも関わらず史上最安値近辺(*)で低迷している。 レアルの下落理由としては、年金改革法案に対する議会の抵抗、および米中貿易摩擦の激化による資...
2019.06.20 05:50豪州経済●先週の豪ドルは対ドル、対円で下落しました。●4月の住宅着工許可件数は前月比マイナスとなったものの減速傾向に歯止めがかかりつつあり、総選挙を無事通過したことで住宅の購買意欲に改善の兆しが見られ、今年後半には住宅価格は底入れとの見方も浮上しています。●最大の貿易相手国中国の影響もあ...
2019.06.19 04:57日米の株と債券株式サマリー米国株式米中貿易摩擦に加えトランプ氏が対メキシコで追加関税を仄めかすなど、米保護貿易政策に対する警戒感から5月の米株は下落基調だったが、対メキシコ追加関税が「無期限に停止」となったうえ、もたつく物価・雇用関連の経済指標によりFRBが利下げをするとの思惑から6月に入り米...
2019.06.18 02:06シャープレシオって何?投資の巧拙を表す尺度としてリターンとともにシャープレシオがよく使われる。これはリスクあたりのリターンを計算するもので、リスクとしてボラティリティ―(Vol)を使い、異なる投資対象を比較する際に便利である。<ボラティリティ―(Vol)って何?>1年間の価格分布で、その68%が収まる...
2019.06.17 01:43日米欧経済状況・米国雇用統計が示す労働市場の減速に加え、5月の消費者物価、生産者物価はともに下振れ、物価上昇がFRBの目標とする2%から遠ざかりつつある。一方で5月小売売上高や今年初の上昇を示した鉱工業生産(前月比+0.4%)などは回復基調を示していることから、市場には早急な利下げは必要ないと...
2019.06.14 01:30日米欧アジア経済サマリー米国5月の雇用統計で失業率は3.6%と49年ぶり低水準を維持したものの、非農業部門雇用者数は前月比7.5万人増となり、4月の22.4万人から大きく下振れ、平均時給も前年比3.1%と若干減速。加えてインフレ率もなかなか上昇せず、FRBが利下げに転じる環境が揃いつつある。足元ではメキ...